旅の楽しみのひとつは、帰り道に立ち寄り探す「お土産」。
滋賀県高島市には、自然の恵みと職人の技が生み出したおいしい名品がたくさん数多くあります。
今回は、そんな高島の魅力を詰め込んだ「おすすめの美味しいお土産」を5つご紹介します。
旅の思い出に、自分へのごほうびに、そして大切な人への贈り物に。
味わい深い高島の名品を、ぜひ手に取ってみてください。
朽木の鯖寿司は、京都と若狭を結ぶ"鯖街道"の歴史を今に伝える伝統の味。
高島には、脂ののった鯖と地元米を使い山里の味を届けるお店がたくさん。
そのひとつに、「鯖ずし」と「そば」の名店として長年親しまれている朽木旭屋があります。
朽木旭屋では、脂の乗った鯖を大吟熟成という方法で丁寧に仕込みます。
肉厚で旨みたっぷりの鯖を、こだわりの酢を使った独自製法で手づくりした一本はまさに特別なごちそう。
鯖ずしには、鯖の肉厚によっていくつかのランクがあり、ハーフサイズもあるので選ぶ楽しみもあります。
お土産として購入するのはもちろん、石臼で挽いた香り高いそばとこだわりの出汁を合わせた「十割そば」と一緒に、店内で味わうこともできます。
朽木旭屋は、極上の「鯖ずし」と「十割そば」を一緒に楽しめる、朽木で唯一のお店。
観光やドライブ途中に立ち寄ってランチを楽しむのにもちょうどよく、食事時には地元の人や観光客でにぎわいます。
もうひとつ嬉しいのは、ペット同伴OKのインナーテラス席。愛犬と一緒に食事を楽しめる場所としても好評です。
旅先で味わったあとにお土産として持ち帰るも良し、大切な人に贈るも良し。
朽木旭屋の鯖ずしは、朽木を代表する逸品であり、旅の思い出を彩るお土産としてもこれ以上ない一品です。
▼ 「鯖寿司」のお土産を購入できるお店
フルツネ
今津サンブリッジホテル
朽木旭屋
栃生梅竹
花ごよみ
鯖寿司みうら
道の駅くつき新本陣
琵琶湖・水の恵みを生かした湖魚や川魚料理。
高島には専門店がいくつもあり、市内市外のお客さんに長く親しまれています。
その中で、近江今津の駅前に店を構える西友(にしとも)は、昭和初期に創業した、うなぎと川魚料理の名店。
地元の人々に長く愛されながら、京都や大阪の百貨店にも店舗を展開しており、その味は関西一円に広く知られています。
看板商品は「うなぎ茶漬」。
ふっくらと煮上げたうなぎを、熱々のお茶やだしでさらりといただくと、香ばしい風味と旨みが口いっぱいに広がります。
お酒のあとの締めや、軽い食事としても人気。
上品な包装で贈答用にもぴったり。「ありがとう」の気持ちを伝える手土産として選ぶ人も多くいます。
西友のもうひとつの魅力は、琵琶湖の恵みを生かした豊富な佃煮。
小鮎、えび、ごりなどを伝統の味付けで炊き上げた佃煮は、滋賀の食文化を感じられる逸品。
「うなぎの山椒炊き」や「小鮎若炊き」は期間限定の味わいある季節商品。
今津の本店にはお食事処も併設されており、「ひつまむし」「うな重」「せいろ蒸し」など、うなぎ料理をゆっくり味わうこともできます。
観光途中のランチにも立ち寄りやすく、地元の人にも観光客にも親しまれています。
うなぎ茶漬や佃煮は、保存がきく真空パック入りでも販売されており、自宅で少しずつ味わうのにも便利。
「旅先で出会った味を、大切な人にも届けたい」、そんな時にぴったりのお土産です。
▼ 「湖魚の佃煮とうなぎ」のお土産を購入できるお店
魚岩
魚清商店
魚友
西友商店
魚岩 安曇川店
よしうめ
鮎郷
高島市には五つの酒蔵があり、それぞれがこだわりの酒づくりを続けています。
清らかな水と良質な米をいかした地酒は、高島の風土と人の想いを映す味わいとして愛されています。
高島市勝野で270年以上の歴史をもつ老舗蔵、福井弥平商店もそのひとつ。
地元・高島の自然に育まれた良質な米と、比良山系の伏流水(甘みのある柔らかな水)を使用し、代々受け継がれてきた技で酒を醸しています。
代表銘柄の「萩乃露」は、「酔うための酒ではなく、味わうための酒を」という蔵の信条のもとに生まれた地酒。
その味わいはすっきりと上品で、口に含むと奥行きのある旨みが広がり、料理を引き立ててくれます。
豊かな自然と里山の恵みを感じる味わいで、地元でも長く親しまれています。
純米酒や吟醸酒、大吟醸の華やかな香り、新酒のフレッシュな風味など、季節ごとにさまざまな表情を楽しめるのも魅力。
蔵元併設の直売所では、ここでしか手に入らない限定酒や季節の銘柄に出会えることもあります。
訪れるたびに新しい発見がある、そんな蔵です。
旅の途中に立ち寄って、自分へのお土産に一本。そしてもう一本は、大切な人への贈り物に。
高島の水と風土が育んだ「萩乃露」は、味わうたびに旅の記憶を思い出させてくれる一本です。
▼ 「高島市の地酒」のお土産を購入できるお店
吉田酒造
池本酒造
リカーウエーブタマキ
福井市之進商店
福井弥平商店
上原酒造
川島酒造
前田酒店
滋賀のブランド牛として知られる「近江牛」。
高島市内にも精肉店や牧場直営店があり、自社牧場産の牛肉を使った加工品やお土産が人気を集めています。
近江牛を手軽に味わえるお土産のひとつが、創業100年以上の老舗 大吉商店の近江牛ハンバーグです。
大吉商店は、明治29年創業の近江牛専門店。
自社の直営牧場をもち、昔ながらの但馬系の血統と未経産の雌牛にこだわって、肥育から販売まで一貫して行っています。
牧場があるのは、琵琶湖に注ぐ安曇川のほとり。
里山の自然に囲まれた環境の中で、近江米のわらを飼料に使い、地下70メートルから汲み上げる天然水を牛に与えながら、機械ではなく"人の手"で大切に育てています。
すね肉や肩肉、モモ肉など運動量の多い赤身部位を厳選し、粗挽きにしてふっくらと仕上げています。
ハンバーグの味は2種類。
近江牛の柔らかな肉質と上品な脂の旨みを、後味良くコクもあるデミグラスソースで堪能できるデミグラスハンバーグ。
もう一つは、粗挽き食感で近江牛本来の香り(和牛香)を堪能できる、和風仕立てであっさりタイプの和風ビーフハンバーグ。
どちらも湯せんで温めるだけで老舗の味を楽しめる手軽さが魅力です。
冷凍のまま15分ほど温めれば、ジューシーで豊かな香りのハンバーグが完成。
贈答用のセットもあり、「お世話になった方へ」「家族へのごちそうに」と、さまざまなシーンで喜ばれています。
100年を超える伝統と職人の技が生み出す味。
素材と製法にこだわった大吉商店の近江牛ハンバーグは、高島を代表する"ごちそうみやげ"のひとつです。
▼ 「近江牛ハンバーグ」のお土産を購入できるお店
たかしま・まるごと百貨店
宝牧場
大吉商店
高島市には、里山や牧場などの自然の恵みを生かしたお菓子づくりの店が点在。
搾りたてミルクや地元食材を使ったスイーツは、やさしい味わいで幅広い世代に人気です。
朽木の自然の中にある宝牧場もそのひとつ。
宝牧場は、1971年に誕生して以来、牛と人、そして自然が寄り添う「いのち」と向き合う牧場として歩んできました。
この牧場の自慢は、毎朝しぼりたての牛乳。
そのミルクをふんだんに使って焼き上げたのが、宝牧場オリジナルのミルクバームクーヘンです。
しっとりふわふわ、甘さ控えめで、ひと口ごとにミルクのやさしい香りが広がります。
乳牛は自社牧場で大切に育てられ、えさには地元・近江米のわらを使用。
清らかな地下水を飲んで育つ牛たちから搾られるミルクは、濃厚でありながら後味はすっきり。その鮮度をそのまま閉じ込めた焼き菓子です。
製造と販売は、牧場内の「しぼりたて工房」で行われています。
「しぼりたて工房」はソフトクリーム、プリン、チーズケーキなどのスイーツも並び、訪れた人が"牧場の味"をその場で楽しめる人気スポット。
バームクーヘンは化粧箱入りで、お土産や贈答品としても評判。滋賀県初の【農林水産大臣賞】を受賞した商品としても知られています。
道の駅や観光施設、サービスエリアなどでも販売されており、ふるさと納税の返礼品にも採用。
旅の途中で立ち寄るも良し、お取り寄せでゆっくり味わうも良し。
搾りたてミルクのやさしさを感じる一品は、自分へのごほうびにも、大切な人への贈り物にもぴったりです。
▼ 「自然の恵みを生かしたお菓子」を購入できるお店
宝牧場しぼりたて工房
とも栄菓舗
ファミーユ
淡海堂
自然に恵まれた高島には、土地の味と人の思いがつまったお土産がたくさんあります。
どれも旅の記憶をそのまま持ち帰るような特別な品ばかり。
朽木の鯖寿司、今津のうなぎ茶漬、勝野の地酒、安曇川の近江牛、朽木のミルクスイーツ。
そのひとつひとつが、高島というまちの豊かさを物語っています。
旅の途中に出会ったおいしさを、大切な人と分かち合う時間。
そんな心に残るお土産を、ぜひ高島で見つけてみてください。