高島・戦国史跡巡り 山城から平城 ~戦う城から政治の城へ~
戦国時代の城郭は、領国支配の拠点として防御機能を重視した山城が中心であり、まさに戦う城でした。市内には、西佐々氏一族惣領家の居城で湖西最大規模を誇る清水山城や、西佐々木氏一族田中氏の居城である田中城など多くの山城が築かれました。戦国末期になると、戦う城から経済と政治の拠点として、平地に城が築かれるようになります。天正6年(1578)に織田信長の甥である織田信澄によって築かれた大溝城は、乙女ヶ池を巧みに利用した水城で琵琶湖の水運と、西近江路が交わる水陸交通の要衝の地に位置しており、まさに政治と経済の拠点であったことがわかります。 大溝城下は、元和5年(1619)に伊勢上野から入封した分部氏に引き継がれ発展します。その城下町の景観は、現在に受け継がれています。戦う城(軍事拠点)から、政治の拠点としての変遷を辿り、中世から近世の歴史を体験してみませんか。
モデルコース概要
1日目
JR安曇川駅から
約5分
田中城跡
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所要時間約1時間
西佐々木一族の居城とされる田中城は、中世の山城で、要所に堀切、土塁、武者隠しなど外敵を防ぐための遺構が見られ、相当の規模を誇る城郭であったことがうかがえます。現在も山中にその遺構を残しています。
マップは田中城登り口に設置有り
ガイドのお問合せは
湖西夢ふるさとワイワイ倶楽部
TEL:090-4687-7589
料金:1~10名5,000円・11名以上お一人500円
- 住所 高島市安曇川町田中
- 電話番号 0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
約10分
道の駅藤樹の里あどがわ
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所要時間約30分
高島市の観光案内と特産品販売を中心に、地場産業の扇子づくりの体験工房なども備えて多くの観光客の方にお楽しみいただける施設として営業しています。レストラン・軽食・コンビニエンスストア、情報コーナー兼休憩施設等があります。
- 住所 高島市安曇川町青柳1162-1
- 電話番号 0740-32-8460
約10分(駐車場は近江高島駅周辺有料駐車場を利用)
大溝城跡・乙女ヶ池
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所要時間約1時間
大溝城の設計は明智光秀とされています。本丸の北側で船着場と考えられる遺構が発掘調査で見つかるなど、乙女ヶ池を外堀とし琵琶湖の水運を巧みに利用した大溝城の姿が、朧気ながら浮かび上がってきました。琵琶湖畔にある水城としての往時を連想させます。
ガイドのお問合せは
大溝の水辺景観まちづくり協議会
TEL:0740-36-2011
料金:お一人500円
- 住所 高島市勝野
- 電話番号 0740-36-2011(大溝まち並み案内処 総門)
約5分
高島びれっじ
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所要時間約1時間
いにしえの風情ただよう旧城下町、高島市勝野地区。陣屋の惣門や武家屋敷が今なお残っています。その一角で油商を営んでいた築150年の旧商家を商工会の有志が手づくりで改修し「びれっじ」として再生しました。現在は1~8号館まで整備されています。歴史に思いを馳せながら散策した後は食事や体験、お買い物をお楽しみください。
- 住所 高島市勝野1400
- 電話番号 0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
約5分
白鬚神社
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所要時間約1時間
湖中に朱塗りの大鳥居があり、国道161号線をはさんで社殿が鎮座します。「白鬚さん」(しらひげさん)、「明神さん」の名で広く親しまれ、また近江の厳島(いつくしま)とも呼ばれる近江最古の大社です。
- 住所 高島市鵜川215
- 電話番号 0740-36-1555
約10分
2日目
高島市内宿泊所
清水山城館跡
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所要時間約1時間30分
西佐々木一族惣領家の城郭とされ、県下でも珍しい畝状空堀群や県下最大級の堀切が設けられています。山頂から山腹にかけて、土塁や堀切など山城遺構や、屋敷地跡が残っています。清水山城遺跡、清水山遺跡、本堂谷遺跡の範囲が、清水山城館跡として国史跡に指定されています。
おすすめコース/新旭森林スポーツ公園-西屋敷-主郭-(往復)
マップは新旭森林スポーツ公園に設置有り
- 住所 高島市新旭町熊野本
- 電話番号 0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
約5分
たかしま・まるごと百貨店
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所要時間約30分
高島市を代表する特産品の品々、食品・地酒・工芸品・繊維製品などを幅広く取り揃えております。2013年の全国発酵食品サミット以降、注目を浴びる『発酵食品』や、クールビズムーブメントでその品質を全国に知らしめた『高島ちぢみ』の衣料品、高島帆布の鞄などが充実しています。
- 住所 高島市新旭町旭1-10-1 高島市観光物産プラザ内
- 電話番号 0740-33-7103